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「blogmoney」の記事一覧

子ども・子育て支援金はなぜ医療保険料に上乗せされるのか――財源設計の思想と負担の目安
2026年度から、医療保険料に「子ども・子育て支援金」が上乗せされます。会社員・公務員の場合は令和8年4月分の保険料から対象となり、通常は5月給与以降の給与明細に反映されます。月数百円と…
燃油サーチャージとは何か――航空券本体と切り離される理由、国際線先行の背景、国内線導入の文脈まで整理する
燃油サーチャージの値上げがニュースになると、多くの場合は「航空券がまた高くなる」という話で終わってしまいます。しかし、本当に考えるべきなのは、なぜ燃料費が運賃本体とは別に請求され…
成年後見制度はなぜ見直されるのか ~補助への一本化が決まった改正の背景と内容~
成年後見制度の見直しが、ニュースとして取り上げられるようになっています。 問われているのは、単なる手続の簡素化ではありません。判断能力が十分でない人をどのように守るのか、そのとき本…
【令和8年度税制改正大綱⑧】その他の改正方針を読む – 資産課税・防衛財源・国際課税・納税環境整備の論理
令和8年度税制改正大綱(以下「大綱」)の解説シリーズもいよいよ最終回です。前回までの7回で、基礎控除の引上げ、NISA拡充、自動車関係諸税、住宅ローン控除、中小企業向け改正、消費税・電…
【令和8年度税制改正大綱⑦】高所得者課税の強化が問い直す「垂直的公平」の本質
所得が増えれば税負担も増える。累進課税はその原則を体現した制度のはずでした。しかし現実には、所得が1億円を超えるあたりから実効税率が逆に低下するという「逆進性」が生じています。この…
【令和8年度税制改正大綱⑥】消費税改正を読む – 越境EC課税強化・インボイス経過措置の再設計と関連改正の論理
「消費税は最終的に消費者が負担する」--これは大綱が前提とする考え方であり、消費課税改正全体を貫く論理の起点です。しかしこの原則は、越境電子商取引の拡大とインボイス制度の移行期と…
【令和8年度税制改正大綱⑤】中小企業向け改正を読む – 防衛的賃上げへの配慮と事業承継・設備投資制度の再設計
令和8年度税制改正大綱のうち、中小企業向け改正は、個別制度をばらばらに見るよりも、全体を貫く考え方から読んだほうが理解しやすい内容です。大企業向けの賃上げ促進税制が事実上廃止される…
【令和8年度税制改正大綱④】住宅ローン控除の拡充 – 既存住宅の利活用促進とカーボンニュートラルへの誘導
令和8年度税制改正大綱において、住宅ローン控除が5年間延長されるとともに、既存住宅の優遇措置が大幅に強化されることとなりました。本改正は、単なる制度の延長ではありません。住宅市場に…
【令和8年度税制改正大綱③】自動車関係諸税の総合的見直し – 環境性能割廃止とEV課税導入が示す税制転換について解説します
令和8年度税制改正大綱が2025年12月に公表されました。第3回となる今回は、「自動車関係諸税の総合的な見直し」について解説します。 今回の改正は、自動車税制において重要な転換点です。令和…
高額療養費制度の見直しが法案提出されました――2026年8月からの自己負担限度額の引き上げ内容を解説します
2026年度予算が令和8年4月7日に成立し、関係法案(健康保険法等の一部を改正する法律案)が国会に提出されています。法案要綱では令和8年8月1日施行と明記されており、成立すれば2026年8月から…